7/20(金)~8/19(日)の1ヶ月間、一般社団法人全国心理業連合会では、西日本豪雨の被災者へのLINE相談を無料で行います。
西日本豪雨で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
日本で唯一の心理カウンセラーの業界団体である一般社団法人全国心理業連合会(代表理事:浮世満理子、以下「全心連」)と、一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会(代表理事:江口清貴、三川 剛)、ダイヤル・サービス株式会社(代表取締役:今野由梨)は、これまでのLINEを活用したいじめ相談事業や自殺相談事業の知見を活かし、このたび西日本豪雨の被災者を対象に専門のカウンセラーによる「LINE」を利用した無料相談事業を実施いたします。
◇アカウント名
西日本豪雨 心のケア
下記のURLからアクセスできます
https://line.me/R/ti/p/UE6L6JP28z
◇日時
2018年7月20日(金)~8月19日(日)
いずれも19:00~22:00
(※予定。変更となる可能性があります)
◇協力
一般社団法人全国心理業連合会(相談員協力)
ダイヤル・サービス株式会社(相談員協力)
LINE株式会社(実施協力)
トランスコスモス株式会社(システム・オペレーション運用管理協力)
◇実施事務局
一般財団法人 全国SNSカウンセリング協議会
災害後、命の危機など強い恐怖を体験して発症する被災者の心的外傷後ストレス障害(PTSD)への対応は、大きな課題となります。PTSDになると被災者は、強い不安や不眠が長期間続き、体験が突然よみがえる「フラッシュバック」や、自殺したいと思う気持ちが起きます。カウンセリングは、これらを乗り越える認知行動治療法として有効性が高いと評価されております。また、プロのカウンセラーが被災者の話を聴き、本当に必要な方々を専門機関につなぐことで、行政の窓口や病院がパンクすることを防ぐことができます。
■相談イメージ
<被災者を対象としたLINE相談について>
2018年6月22日(金)~7月1日(日)に、被災者を対象に初めて実施したLINE相談「大阪北部地震 心のケア」では、下記の結果が得られました。
・これまでLINEでの相談は若年層において効果が見られていたが、30代で最も多く利用された
・同時期に実施した電話相談に比べて、LINEの相談は約13倍の相談件数であった
以上から、LINEを活用することで、悩みを持った潜在的な層にアプローチできること、相談に対するハードルを下げ、相談しやすい環境を提供できると考えています。今後とも、災害時における心理面の緩和と、専門機関が機能するための環境づくりに貢献してまいります。
一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会は、全心連と連携して、相談員の協力を行います。どうぞお一人で抱えずに、LINEでお気軽にご相談下さい。