一般社団法人全国心理業連合会(全心連)は、この度の首里城焼失にあたり、LINEオープンチャットを用いて「がんばろう首里城~語る会」を開設し、2019年12月1日(日)~2020年1月1日(水)の1ヶ月間、心のケアを行うことになりましたのでお知らせします。
■LINEオープンチャット「がんばろう首里城~語る会」
期間:2019年12月1日(日)~2020年1月1日(水)
毎日16時から19時に「話を聴くプロ(プロフェッショナル心理カウンセラー)」が必ず、参加しています。上記以外の時間帯も見守りを行い、期間終了後もニーズがあれば定期的に開催など行っていく予定です。
■背景
2019年10月31日未明に発生した首里城火災。沖縄の象徴であり、心の拠り所、アイデンティティでもあった首里城の焼失は、日本全国に大きな衝撃と深い悲しみ、喪失感を与えました。
全心連では東日本大震災の心のケア活動を、被災直後の2011年4月以降、延べ1,000人以上の心理カウンセラーボランティアが、約250ヶ所以上の避難所においてリスニング活動を実施。自治体が主体となり、保健師・社会福祉協議会職員・精神科医と連携した戸別訪問相談やコミュニティ構築のための心のケアイベント開催などを経て、2019年11月現在も支援活動を続けております。これらの活動を通じて、地域で心の拠り所となっていた象徴が失われたような場合、心理学におけるグリーフワークの手法を活用することが効果的であることがわかりました。個別に相談するよりも、思いを共有することで、悲しみや喪失感を徐々に受け入れていくことにつながります。
この度の首里城焼失の心のケアにおいても、それぞれの心の中にある首里城の思い出を語り、その思いを共有することで、再建への強い思いにつながると考えました。そこで、LINEの新機能「OpenChat(オープンチャット)」を用い、心理カウンセラーも交えた交流の場を設けることになりました。参加する心理カウンセラーは東日本大震災の心のケア活動や、大阪北部地震・西日本豪雨・台風19号の心のケアとして、一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会のもとLINE株式会社、トランスコスモス株式会社の協力を得て開設したLINE相談など、災害・事件などの社会的ダメージをケアした経験のある「話を聴くプロ(プロフェッショナル心理カウンセラー)」を中心に構成されます。沖縄の方々のための、沖縄の方々が主役となっての取り組みになるよう、沖縄の皆様のご意見を聴きながら対応して参ります。
■LINEオープンチャット「がんばろう首里城~語る会」 提供概要
LINE「OpenChat(オープンチャット)」は、LINEのグループトーク機能を拡張した新機能であり、誰でも参加できるグループを作成し、友だち以外のユーザーとも交流できるグループチャットです。普段のLINEアカウントで使用しているユーザー名とは異なるプロフィールを設定できるため、匿名で、気軽に参加でき、プライバシーも守られます。主旨に反するような書き込みに対して、管理人が警告後、退会させることもできるので、安心して会話ができるのも特徴の1つです。
全心連の開設したオープンチャット「がんばろう首里城~語る会」では、全心連の「話を聴くプロ」であるプロフェッショナル心理カウンセラーが、参加者へのお声がけやグループセラピー的なかかわりを行って参ります。また、沖縄在住、沖縄出身の方にサポーターとして、豊かな首里城の思い出や価値を語っていただきます。
なお、悲しみや喪失感が強く、個別にLINEでのカウンセリングが必要だと感じられた方には、全心連が開催している、期間限定のLINE相談(無料)をご案内させていただきます。
■「がんばろう首里城~語る会」への参加方法
1.オープンチャットに参加
QRコードをLINEで読み取り、「参加」をタップ
※ポリシーへの同意画面が表示されたら、内容をご確認いただき、「同意」をタップ
2.プロフィールの設定
・「ニックネーム」を入力
・アイコン画像の設定
※現在、使用しているLINEのプロフィール(名前・画像)とは別で設定できます
※「がんばろう首里城~語る会」専用のプロフィール(名前・画像)を設定できます
※参加手続き完了後に、あとで変更することもできます
3.参加手続き完了
ノートの、「がんばろう首里城~語る会」参加にあたり、をご確認下さい
首里城の思い出や、思い出の写真、再建に向けての思いなど、自由にお話し下さい。