一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会は、一般社団法人全国心理業連合会(全心連)が2021年11月8日(月)~11月21日(日)に実施する、公共交通機関における事件・事故後の心のケアSNS相談に協力することになりましたのでお知らせします。
「事件・事故後の聴くプロ心のケア相談」友だち追加
背景・目的
近年、JR・私鉄等で起きた電車内での殺傷事件や1995年に起きた地下鉄サリン事件等、公共交通機関における事件・事故後の心のケアの必要性が認識されています。特に、公共交通機関の車内での事件・事故の発生は、被害者の方はもちろんのこと、居合わせた方や日常的にその路線を使用する方、関係者の方にとって、大きな恐怖心を生むことになります。公共交通機関での事件・事故後には全心連にも、「電車に乗るのが怖い」「子どもを電車で通わせられない」「電車や駅を見ただけでも恐怖を感じる」など、多くの声が寄せられます。
命にかかわるような事件・事故に遭遇した後、時間が経過したのちに恐怖心が突然、思い出されることもあります。このような精神的ダメージからの回復のために、長期的に経過を見守り、サポートを行っていくことが求められています。
全心連では、現在まで活動を続けている東日本大震災後の心のケア、大阪北部地震・西日本豪雨・台風19号の心のケアSNS相談をはじめとした災害後の心のケア、京都アニメーション放火殺人事件や、首里城火災などの事件・事故後の心のケアSNS相談を実施し、当会の会員である「話を聴くプロ(プロフェッショナル心理カウンセラー)」が非営利活動として、災害や事件・事故が起こった時の精神的ダメージに対する心のケアを行って参りました。今回も、公共交通機関における事件・事故後の心のケアとして、当会が実施協力、エースチャイルド株式会社からはチャットシステム無償提供いただき、SNSを活用した相談を無料提供することになりました。災害・事件などの社会的ダメージをケアした経験のある“話を聴くプロ”が、SNS相談を通じて貢献して参ります。
「事件・事故後の聴くプロ心のケア相談」提供概要
専用のLINEアカウント「事件・事故後の聴くプロ心のケア相談」に友だち登録をいただくことで、公共交通機関における事件・事故後の精神的ダメージに対して、LINEで相談することができます。エースチャイルドのチャットシステム「つながる相談」を使用し、セキュリティを確保し、安心してご相談いただける環境を用意します。
対応にあたっては、当会が実施協力を行い、“話を聴くプロ”が相談対応を行います。
期間:2021年11月8日(月)~11月21日(日)毎日19時から22時まで
担当:災害・事件後の心のケア経験のある、全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)
(参考情報)
これまでのSNS相談においては、相談終了直後、相談者にアンケートにご協力いただき、満足度として7~8割以上という効果が出ています。
※「事件・事故後の聴くプロ心のケア相談」ご利用にあたっては、こちらをご確認下さい。