心理カウンセラー資格の現状と全国統一認定資格の制定
心理カウンセラーの領域には、数多くの任意資格があります。様々な団体・スクールが、独自の考え方に基づき、独自の基準で、独自の資格を発行しているために、一般の方から見ると
「心理カウンセラーの資格とは?」
ということが非常にわかりづらくなってしまっています。このような状態では、心理カウンセラーとして活動するために最低限必要な資質も明確にならず、育成カリキュラムも質の高いものとお手軽なものと区別がつかず、心理カウンセラー自体があいまいな存在になってしまいます。
本来、心理カウンセラーとは数日で取れる資格ではなく、きちんとしたトレーニングを積み重ねて高い傾聴のスキルを身につけ、信頼される人として表れるよう豊かな人間性を育みながら取得していくもの。
誰にも話したことのない悩みであっても打ち明けていただける安心感が必要であるはずです。
また、「カウンセラー」という言葉がポピュラーになった一方で、心理学をベースとしたサービスではないものまでカウンセリングと呼ばれるような世の中になりました。そうなると、カウンセラー、カウンセリングという言葉そのものが誤解されやすくなったのも事実です。
そのような業界の実態に危機感を覚えた心理カウンセラーやメンタルサポートの提供者、有識者等が一堂に会し、議論に議論を重ねて制定されたのが、心理カウンセラーの全国統一認定資格「プロフェッショナル心理カウンセラー」です。
一般社団法人全国心理業連合会により、どこで学んだとしても全国統一の基準、および試験により資格発行がなされます。
「話を聴くプロ」とは?
この「全国心理業連合会公認 全国統一認定資格 プロフェッショナル心理カウンセラー」の通称が、「話を聴くプロ」です。
あらゆる人が、マッサージやフィットネス、美容院、映画やライブに行くような気軽な気分で、心のサポートを受けることができる。プロが話を聴くことで、その人の話や心の声をしっかり受け止め、もっとイキイキと暮らしていける。
そのような願いを、「話を聴くプロ」のロゴに込めました。
プロフェッショナル心理カウンセラー、話を聴くプロは、現場での実習経験を重視し、社会人がこれまでの社会経験を活かす形で取得可能な心理カウンセラー資格です。
プロの心理カウンセラーとして大切なことは、知識により相手を判断することではなく、相談者の心の声を丁寧にお聴きし、寄り添い、受け止める高いスキルを持っているか。また、心理カウンセラー自身が自分と対話し、いつも安定した状態で活動に臨むことや、高い倫理観と社会的使命を持っていることも必要です。
だから、「話を聴くプロに聴いてもらうと、安心して話せた」と言っていただけるのです。
「話を聴くプロ」が持つ倫理観
高い倫理観を持つことが、信頼される、質の高いサービスを提供し相談者を守ることである。ということを「話を聴くプロ」たちは知っています。
医療分野や法律分野、宗教やスピリチュアル分野とは明確に区別することや、守秘義務の順守、相談者との個人的交際の禁止、料金と提供するサービスの明確化など、「話を聴くプロ」はプロフェッショナル心理カウンセラー倫理規定を守り活動を行っています。
あなたも「話を聴くプロ」をめざしませんか?
話したい人がたくさんいるのに、聴きたい人は、まだ少ない。
聴いてほしい人はこれから出会う多くの方々であり、あなたのいちばん近くにいらっしゃる方でもあります。
「話を聴くプロ」になるのは、学んだことが仕事になった、ということだけではありません。
大切な人の毎日の小さな変化に気づき、喜びも、悩みもわかちあえ、いちばん近くにいる大切な存在をもっと大切にしたくなるのです。
あなたも、「話を聴くプロ」への一歩を踏み出しませんか?